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| 避けては通れない、高校でかかるお金の話【公立編】 |
NO.062 |
親御様にとってどうしても避けては通れない、高校進学に係るお金の話です。
とっても大切なお話です。
今回から3回に分けて「公立高校編」「私立高校編」「公立私立比較編」として記載していきます。
まずは1回目「公立高校編」となります。
令和4年度を元に岐阜県公立高校進学に係る金額を調査、また補助金についても述べていきます。
まず、岐阜県公立高校の入学金、授業料について。
これは全て同一となっており、入学金は5,650円、授業料は毎月9,900円となっています。
もちろんこれだけではありません。
修学旅行積立金が大きなウェイトを占めてきます。
岐阜県公立高校の修学旅行に掛かる費用は平均して90,000円前後。
3年生の春に旅行に行くことが多いため、2年生までで積み立ててしまいます。
1年生時に45,000円、2年生時に45,000円を積み立てるイメージです。
つまり、1・2年生時には毎月3,750円（45,000円÷12か月）を積み立てていきます。
更にこれ以外には、PTA会費、生徒会費、学校諸費、部活動育成費など名目は様々（ここでは諸費とします）ですが毎月5,830円ほどが掛かってきます。
結果、1・2年生時は「授業料 9,900円」「修学旅行積立 3,750円」「諸費 5,830円」の合計 19,480円が平均的に毎月掛かり、
3年生時は「授業料 9,900円」「諸費 5,830円」の合計15,730円が掛かるお金です。
しかし2020年より開始された通称：高等学校無償化といわれる国の就学助成金制度により負担は軽減されます。
具体的には年収910万円未満（4人家族、父母 + 子供2人の場合）の世帯で制度利用ができ、全国平均では8割の高校生の子を持つ世帯が利用しています。
助成金額は「授業相当額の全額」となっていますので、岐阜県の場合は9,900円が国から助成されます。
ありがたいことにこの助成金は、一度ご家庭が負担した上で戻ってくるといったシスムではなく、国から高等学校へ直接支払われるため毎月の高校への支払額が丸々減額される点です。
※大学の授業料の補助金などでは一度大学へ支払ったあと、戻ってくる（厳密には戻るという表現はおかしいですが）というケースも多くあります。
前期授業料50万円などを先に負担すること自体も大変な家庭も多くあります。
結果、岐阜県公立高校の毎月掛かる実質の負担額というのは、
【1・2年生時は9,580円】
【3年生時は5,830円】
というのが結論です・・
た・だ・し・・もちろんこれだけで納まることはありません。
まず入学時、制服＆体操服としての平均的な費用は5〜6万円だそうです。
また義務教育ではありませんので毎年4月には、教科書＆参考書代としての平均的な費用は2〜3万円だそうです。
また部活動によっては、かなり高額な用品代金が必要であったり、遠征費用が必要であったり。。
自宅からバスや電車を利用の際には毎月の交通費も必要になってきます。
お金の心配は尽きません・・
次回は「私立高校編」を記載します。
2023．05．09
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